春先艦隊とは、世界に春を告げることを目的に結成された艦隊である。主な任務は、敵対関係にある冬艦隊を撤退させ、春を伝えること。
その春先艦隊旗艦である春先司令部の艦長、瀧本遼平は、司令部のクルーである松井史博、天城嶺香、宮田月乃、濱口美和や、その他の隊員達と共にその任務を遂行していた。
季節は四月の上旬。冬艦隊との戦いも終わりに近付き、春先艦隊の勝利が近付いてきた時のこと。休日で休んでいた春先艦隊メンバーに緊急招集命令が下った。後のない冬艦隊が全勢力を率いて襲い掛かってきたのだ。だが攻め込まれるまで時間があった。仲間から犠牲者を出したくなかった遼平は、圧倒的な数で挑んでくる敵に対し、どうやったら勝てるかと悩み、月乃に励まされながら一つの作戦をたてる。それは作戦と呼べる代物ではなかったが、全員を納得させて戦地へと赴いた。自軍の三倍はある相手に奇抜な策とチームワークで対抗する春先艦隊は、敵の最新兵器に戸惑いながらも何とか勝利を手にとることができた。しかし、敵はやられ間際に地上への攻撃を敢行する。雪を降らせる兵器『雪化粧』を投下したのだ。遼平はそれを破壊しようと、自らが乗る精神直結型戦闘機『ブラッドウイング』で破壊しようとするが、爆弾に施されたバリアシステムに阻まれ、努力虚しく爆弾は爆発してしまう。
地上への攻撃を許した遼平は、ブリッジにあるモニターで雪の影響を見ていた。そこには雪と桜が織り成す幻想的な世界に花見客が見とれている場面が映し出されており、落ち込んでいた遼平はその光景に救われた。だが雪を降らせたままにしてはいられないので、雪を溶かして雨に変えようとしたが、隊員達に文句を言われるはめに。結局遼平が折れて自分たちの咲かせた桜で花見をする事になり、春先艦隊はその場をあとにしたのだった。