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プロット 鷹見一幸サンの案
ヒトゲノムの解析が進み、人類はついに遺伝子とは何であるかを知るに至った。
そして、遺伝子を操作することにより人類は様々な能力を手に入れるに至った。
遺伝子操作により、赤外線暗視、常人の数倍の反射神経と運動能力、水中行動力、などを手に入れた「新人類」(ミューティ)たち。しかし、彼らはその能力と引き換えに、様々なものを喪っていた。
やがて、人類は、自然回帰を主張する一派(ネイキィ)と、どんな問題も遺伝子の操作により解決できる、と主張する一派とに分かれた。
その対立は、ついに武力闘争にまで進んだ。
戦いの理由が「対立相手の存在理由の否定」であったため、戦いは長引き解決の糸口も見えぬまま人類は、総人口の30%を喪うに至った。
秩序と治安は喪われ、暴力と恐怖がすべてを支配する世界。
しかし、一切の規範が喪われ、ただ、生きてゆく、それだけの目的しか無くなった時、生き残った人々の間に「遺伝子操作の有無」という理由は意味を喪っていた。
新人類も常人も、真に等しく生きるコミュニティが、生れつつあった。
そのコミュニティに、一人の傭兵がたどりつく。
ミューティ(新人類)とネイキィ(常人)が何のわだかまりもなく暮らすコミニュティの中で、その傭兵は、つぶやく。
「30年にわたる戦争が、何をもたらしたのだろう・・・
何ももたらさなかったのか・・・いや、このコミュニティを生んだという
ことだけでも、価値があったんじゃないか、そう・・・思いたいな
俺がやってきたことに、何か価値があったんだと・・・」
そのコミニュティに、一人の少女がいた。
母親は鑑賞用に遺伝子操作された美女だったがその子を混血として産んだことにより「雑種」として母とミューティのコミニュティを追放され、戦乱の中で母は死に、少女一人だけが、このコミニュティにたどりついたのだ。
鑑賞用の美女を、人々は「天使」と呼んでいた。
やがて、そのコミニュティは、ミューティとネイキィの原理主義者の両方から攻撃を受ける。
傭兵の必死の努力の甲斐も無くすべてが喪われようとするその時。
混血の天使「駄天使」の。
本当の能力が目覚める・・・。
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