自分の居場所が見つからない高校生ミツルはある日、クラスメイトのツキと校舎裏で出会う。ツキは、宇宙人に頼まれてテレポーターを作っているらしい。いつもと違う彼女の様子と常軌を逸したその言葉に戸惑い、ミツルはその場を去る。
 だが、非現実への興味を拭い切れないミツルは再び彼女のところに訪れる。自分もテレポーターを作るのを手伝うことを提案するが、断られる。だが、彼女に効果的な助言をし、間接的に手伝うことは許可された。
 それからあとは、ツキはミツルに直接手伝わせることはなかったが、見ている分には放っておかれた。テレポーターの完成が近くなったある日、ツキから宇宙人との通信機と称するお守りをもらう。ミツルは喜ぶが同時に、無干渉を貫いてきたツキの唐突な行動に戸惑いも覚えた。
 次の日、ミツルはクラスメイトにからかわれ、そのお守りを奪われてしまう。だが、ツキにそれを奪い返してもらう。教室から去ったツキをミツルは追いかけるが、二度と来るなといわれ、ミツルは仕方なく彼女の許から去った。
 次の日学校に行くと、ツキは転校していた。テレポーターも消えていた。ミツルは、ツキが宇宙人のところに行ったのだと信じる。
 ミツルは部屋に閉じこもり、ツキの後を追おうと通信機といわれたお守りに呼びかけるようになる。二ヶ月後、一向に返事がこないのに業を煮やし、かつてツキと出会っていた場所に行ってみる。だが途中で、自分の醜い姿をしているのを知り、ツキとはかけ離れた存在になってしまったことに絶望。そして、それは彼女の場所に依存しすぎたことに気づき、お守りを放棄した。
 ミツルはツキのように、自分の居場所を作ろうとするようになる。



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